娘の海外大学進学がインターンシップにおいて、とても有利だったことをお伝えしたいと思います。
ご存知のとおりグローバル化がすすむ今の時代は、日本の企業にとって海外市場の重要性はますます高まっています。
国内でもインバウンド需要が増加している現在、日本はこれからさらに国際化することが不可欠になっている状態です。
国内インターンシップで有利な海外大学での経験
日本の場合、大学在学中のインターンシップの期間は1日~数日です。しかし、海外のインターンシップの期間は大体においてひと月~1年と期間が長いです。
日系企業でのインターンシップに応募するまで
現在、娘は大学2年生の課程を終え、夏休みということで一時帰国しています。
娘の通う大学のインターンシップはひと月以上の期間が求められるようです。
インターンシップの場所(国)は自由に選ぶことができるようで、応募先の企業は留学先のヨーロッパの国でも可能でした。
しかし、娘はこの夏休みに日本でインターンとして働いてみたいと思ったようです。
夏休みが始まる数ヶ月前から、ダメもとで自分の作品をまとめたポートフォリオと履歴書を数々の日本のインテリア・デザイン会社にせっせと送っていたようです。
その結果、なんと数社から連絡をいただき、先月末の帰国後にすぐに面接に行きました。
そして、娘が希望した条件でのインターンシップが決定し、現在は週4日、インターンとして働いています。
恵まれた条件でインターンとして働く
今回、娘はたまたまラッキーだったのかもしれませんが、希望していた条件でインターン生として採用していただいたことは親としてもありがたい限りです。
美術大学で2年間学んだ経験があるとはいえ、娘は一度もデザイン関係の仕事をした経験がなく、今までは長期休暇中のバイトといえばもっぱら学生の一般的なアルバイトでした。
そしてインターンシップは通常、無給、もしくはお給料はあまり高くないのですが、娘のインターンシップは労働条件も良く、週2日のリモートワークも認められています。
また、仕事内容も娘が希望するクリエイティブな内容であり、非常に恵まれた環境下でのインターンシップを経験しています。
親としても、子どもが生まれて初めて「自分の好きなことでお金を稼ぐ」ことができるようになったことをとても嬉しく思っています。
なぜ専門分野の仕事経験のない娘が採用されたのか?
インターンシップ採用の際に、日本企業との面接でアピールポイントになったと思われる点について娘に聞いてみました。
アピールポイントになった点
- 海外の美術大学で学ぶインテリアデザイン(娘はインテリアデザイン専攻)
- 海外の最新のデザインについての情報や知識
- 海外の最新のソフトウェアについての情報や知識(デザイン関連の最新ソフトウェアのスキル)
- これから海外で事業展開をしたい企業のサポートができる英語力と今後のネットワークへの期待
正直なところ、娘にとってはこれらのことが強みになるとはあまり考えてもいなかったようです。
しかし、ありがたいことに留学先のヨーロッパの大学で学んだ知識や情報が、日本では珍しいもので貴重であることを今回のインターンシップの応募で知ったようです。
現在、娘はインターン生として最新のソフトウェアを駆使し、デザインも任されるという幸運に恵まれています。
円安の今、海外大学に進学し、節約生活を強いられていますが(汗)、学んだことがこんなに早くアピールポイントとなり、デザインの仕事で収入を得ることができるとは、何とも嬉しいようです。
今の日本に必要とされる人材とは?
今回、娘が様々な企業の担当者とお話する機会があり、その会話の内容を娘から聞き、とても興味深いものがありました。
建築やインテリア業界の話ですが多くの業界にもつうじることだと思います。
- 言語(英語)が壁になり、日本の良さや魅力がストレートに海外に伝わることがむずかしい
- 言語(英語)の壁が大きく、海外との仕事のハードルが高い
- 日本と海外のビジネスの文化、習慣のちがいが大きい
グローバル化と言われて久しいですが、日本は現在も上記のような課題が立ちはだかっているようです。
海外進学で日本と世界の架け橋となる人材になる
あらためて、日本は今、以前にも増して日本と世界の架け橋的な役割を担う人材が切実に求められていると感じます。
そのためには、言語(英語)、そして日本と海外の文化や習慣、常識のちがいを理解することも必要です。
海外進学・留学は、言語だけでなく、日本と異なる文化や習慣、常識を自然に学び、理解を深めることができます。
ぜひ多くの日本の若者が海外で学び、これからの日本と世界の架け橋となってほしいと切に願います。