現代人が不足しているミネラル「マグネシウム」
この数年「マグネシウム不足」という言葉をあちこちで目にすることがあると思います。必須ミネラルのマグネシウムは、ほとんどの現代人が不足しているそうです。
なぜなら特に日本人は戦後の食の西洋化で大豆や海藻などマグネシウムを多く含む伝統食材から遠ざかり、精製された炭水化物(白米や小麦粉など)や加工食品を日常的に多く食べていることが理由です。
また、白砂糖を消化吸収する際やストレスを感じる時に体内のマグネシウムが消費されるというメカニズムから、質の良いマグネシウムを日常的に摂取することは大切です。
マグネシウム不足が引き起こす体の不調は疲労、不眠、片頭痛、鬱など様々な症状で、特に更年期の女性の体の不調にもマグネシウム不足は大きく関わっているとのことです。
長期にわたるマグネシウム不足は不整脈や高血圧など、深刻な心身の症状を引き起こす可能性もある(Medical Note 旭川医科大学 循環・呼吸・神経病態内科)ので気をつけたいですね。
マグネシウムの1日の推奨摂取量は一般の成人女性の場合310~320mgです(引用元:厚生労働省eJIM)。以下はマグネシウムを豊富に含む食べ物のおおよそ含まれているマグネシウム量を表記しました。
食品 | マグネシウム含有量 |
バナナ1本 | 32mg |
チアシード(10g、大さじ1) | 33mg |
豆乳 (100ml) | 50mg |
雑穀ごはん(1人分) | 17mg |
ひきわり納豆(1パック) | 45mg |
卵(1個) | 6mg |
豆腐とネギの味噌汁 | 24mg |
ほうれん草のおひたし | 40mg |
オートミール(1人分40g) | 40mg |
ココナツミルク(約150ml) | 40mg |
ピーナツバター(大さじ1) | 20mg |
枝豆(さや有り1/2カップ) | 50mg |
カフェオレ(1杯) | 32mg |
グリルチキン(200g) | 48mg |
上記は食品に含まれているマグネシウム量です。
私自身が実際に日常生活でどのくらいのマグネシウムを摂っているのかをざっと調べてみました。
大まかに計算してみましたが、やっぱり食事だけではぜんぜん足りていませんでした!
私自身がもともと細身であまり体力がない、年齢的にもホルモンのバランスの影響なのか?たまに不眠気味など深刻ではないけれど気になる症状があったのでマグネシウムを1日推奨量を満たすように摂取することにしました。
マグネシウム入浴について
まずはサプリの前に試してみたのは「マグネシウム入浴」です。これは非常におすすめです!
とにかく温泉に入ったように温まります♨ 特に手足に冷えを感じる方はぜひマグネシウム入浴を試していただきたいと思います。
マグネシウム入浴は冷え性や血行不良に効果抜群です。
温泉に入った後の体全体がポカポカするあの効果がまさか自宅の入浴で経験できるとは思いもよらなかったです。
冷えの改善だけでなく、私の場合は睡眠が改善され、マグネシウム入浴をした夜は眠りが深くなりました。
血行が改善され体の深部が温まり、副交感神経が優位になることが良い睡眠につながるようです。
マグネシウムは経皮吸収に優れているのでお風呂にマグネシウムを入れて皮膚から吸収するのはとても良い方法です。
まだまだ日本では一般的ではないマグネシウム風呂ですが、アメリカでは経皮療法として使われているほど浸透しています。
マグネシウム入浴の方法
夏は39~40℃、冬は41℃のお湯にカップ1杯ほどのマグネシウムフレークを入れて肩まで(もしくは半身浴で)15~20分ほど浸かります。
水道水の塩素を除去するフィルターを使用されていない場合には塩素除去のためビタミンC(アスコルビン酸原末)をティースプーン1杯を追加することをおすすめします。
私が愛用しているのはiHerbのマグネシウムフレークです。
こちらのLife-flo(ライフフロー)ほか、NOW、Trace Minerals Research(トレース・ミネラルズ・リサーチ社)のマグネシウムフレークを試しています。
iHerbサイトの商品詳細を見ると1カップあたりのマグネシウム量は異なり、同じ古代ツェシュスタインの海底から採取されたものでもマグネシウム量が50~90mgと異なります。
各社の測定方法が異なるのか?理由はわかりませんが、上記3種類を試してみた個人的な感想は特に大きな違いは感じられませんでした。どれも保温力、血行促進、安眠効果はほぼ違いはありませんでした。
マグネシウムフレークはiHerb以外でも、アマゾンほかオンラインショップ、健康食品店舗などで購入できますよ♪